FORUM 世界の食生活・Vol.10
キヌアの魅力とアンデスにおける食文化
佐々木 直美
1
1法政大学国際文化学部
pp.323-326
発行日 2024年1月27日
Published Date 2024/1/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28804323
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国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization of the United Nations:FAO)が2013年に「国際キヌア年」を定めてから今年でちょうど10年が経ち,この間,日本におけるキヌアの認知度は徐々に高まっている.それまで一般にはほとんど知られていなかった南米原産のキヌアだが,サラダやパスタにキヌアを使った惣菜を扱うスーパーも見かけるようになった.また,乾燥キヌアは,スーパーの店頭やインターネットの通販で手軽に購入可能になったばかりか,国産キヌアの生産も行われている.本稿では,キヌア原産地であるアンデスの食文化とともにキヌアの栄養的価値と文化的価値について改めて紹介する.
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