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特集 遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)の必修知識――最新の研究成果を礎に,HBOC診療を次のステージへ
HBOC卵巣癌の治療と予防
The treatment and prevention for HBOC related ovarian cancer
志鎌 あゆみ
1
Ayumi SHIKAMA
1
1筑波大学医学医療系産科婦人科
キーワード:
PARP阻害薬
,
コンパニオン診断
,
リスク低減卵管卵巣摘出術
Keyword:
PARP阻害薬
,
コンパニオン診断
,
リスク低減卵管卵巣摘出術
pp.441-445
発行日 2023年2月11日
Published Date 2023/2/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28406441
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遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)女性の卵巣癌の生涯罹患リスクは,BRCA1病的バリアントの方で約40%,BRCA2病的バリアントの方で約20%と,一般女性が1.3%であるのに比べ,高い1).卵巣癌は自覚症状に乏しく,進行癌で発見されることが多いが,Ⅲ/Ⅳ期の進行卵巣癌患者の約4人に1人がHBOCである2).したがって,卵巣癌診療において,HBOCは重要な役割を占めている.本稿では,HBOC卵巣癌の治療と予防について,概説する.
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