Japanese
English
TOPICS 輸血学
「血液製剤等に係る遡及調査ガイドライン」の一部改正について
Partial Revision of “Guidelines for Retrospective Investigation of Blood Products”
室井 一男
1
Kazuo MUROI
1
1日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター
pp.192-193
発行日 2022年4月9日
Published Date 2022/4/9
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28102192
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「令和3年9月15日付薬生発0915第3号厚生労働省医薬・生活衛生局長通知『血液製剤等に係る遡及調査ガイドライン』の一部改正について」が,通知された1,2).個別核酸増幅検査(nucleic acid amplification test:NAT)陰性の血液製剤によって起きたB型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV)肝炎事例のまとめを表1に示す3).事例1~5までは,ウインドウ期の献血血液によって生じたHBV感染症と判断された事例である.血液製剤はすべて血小板製剤で,次回献血までの献血間隔の最小値は14日,最大値は31日であった.HBVのgenotypeは,A2が4例,C2が1例.
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