第1土曜特集 発展する脳卒中診療の最前線
脳卒中診療を取り巻く最近の話題
「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」と「脳卒中・循環器病対策基本法」
小笠原 邦昭
1
Kuniaki OGASAWARA
1
1岩手医科大学脳神経外科
キーワード:
脳卒中と循環器病克服5カ年計画
,
脳卒中・循環器病対策基本法
,
脳卒中相談窓口
,
ロジックモデル
Keyword:
脳卒中と循環器病克服5カ年計画
,
脳卒中・循環器病対策基本法
,
脳卒中相談窓口
,
ロジックモデル
pp.972-978
発行日 2022年3月5日
Published Date 2022/3/5
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28010972
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脳卒中医療は近年の医学の発展のみならず「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」の策定および「脳卒中・循環器病対策基本法」の成立により,この5年間で社会的に大きな変化があった.「脳卒中と循環器病克服5ヵ年計画」は,2016~2020年に施行され,急性期の医療体制が整備された.現在,「脳卒中と循環器病克服第二次5ヵ年計画」が進行中で,主に急性期以降の疾患管理プログラムの調整と患者とその家族への情報提供を行う “脳卒中相談窓口” の設置とその人材育成を促進する.「脳卒中・循環器病対策基本法」成立後,「循環器病対策推進基本計画」が制定され,現在各都道府県でロジックモデルに基づき推進計画を策定中である.一方,2024年からはじまる「第8次医療計画」に合わせて「第2次循環器病対策推進基本計画」が施行される予定であり,これに備えて “一般社団法人日本脳卒中医療ケア従事者連合” が立ち上げられた.
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