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特集 心不全チーム医療の理論と実践
心不全チーム医療と薬剤師
-――患者指導・医薬品適正使用の推進・緩和ケア・薬薬連携
Pharmacist as a member of the heart failure team
寺崎 展幸
1
Nobuyuki TERASAKI
1
1兵庫県立姫路循環器病センター薬剤部
キーワード:
薬剤師
,
患者教育
,
適正使用の推進
,
緩和ケア
,
薬薬連携
Keyword:
薬剤師
,
患者教育
,
適正使用の推進
,
緩和ケア
,
薬薬連携
pp.842-846
発行日 2022年2月19日
Published Date 2022/2/19
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28008842
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入退院を繰り返す心不全患者が増加している状況において,心不全患者には治療を行うだけではなく,急性増悪の予防,増悪時の早期対処および生活の質(QOL)の向上が求められている.そのため,多職種からなる心不全チームの活動が求められ,薬剤師もその一員として活動している施設が増えてきている.薬剤師が心不全チームの一員として活動して薬物療法を実践することにより,再入院の回避や服薬アドヒアランスの向上が期待できるという報告がある.本稿では,薬剤師としてこれまで取り組んできた,患者指導を通して服薬アドヒアランスの向上,医薬品の適正使用の推進,緩和ケアなど症状緩和への対応,薬薬連携を通した地域連携の推進の取り組みについて紹介する.心不全領域では薬剤師がその職能を発揮できる機会が多く,今後も積極的に取り組んでいきたい.
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