特集 健康日本21の20年間の評価と次期プラン
—健康日本21の20年間の評価—主要な生活習慣病としてのがん・循環器疾患に関する最終評価と今後の展望
岡村 智教
1
1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
キーワード:
がん
,
循環器病
,
がん検診
,
血圧
,
罹患率
Keyword:
がん
,
循環器病
,
がん検診
,
血圧
,
罹患率
pp.132-141
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210234
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ポイント
◆健康日本21(第二次)の最終評価で、がんと循環器病の年齢調整死亡率については目標を達成した。
◆がん検診受診率、平均血圧値の低下、高コレステロール血症の減少は、目標達成できておらず、死亡率の減少には臨床医学の進歩など健康増進活動以外の要因も大きいと考えられる。
◆がん検診の正確な受診率の把握、特定健診の循環器病の予防効果の検証、循環器病の罹患率の把握などは、引き続き健康日本21(第三次)でも課題として残されている。
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