Japanese
English
特集 NMDA受容体と精神疾患
NMDA受容体サブユニットの構造と機能
-――生理機能と精神疾患への関与
Structure and function of NMDAR subunits;their roles in brain function and psychiatric disorders
森 寿
1
Hisashi MORI
1
1富山大学学術研究部医学系/医学部分子神経科学講座
キーワード:
NMDA受容体(NMDAR)サブユニット
,
機能ドメイン
,
遺伝子ノックアウトマウス
,
精神疾患
Keyword:
NMDA受容体(NMDAR)サブユニット
,
機能ドメイン
,
遺伝子ノックアウトマウス
,
精神疾患
pp.948-952
発行日 2021年6月12日
Published Date 2021/6/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu27711948
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体(NMDAR)は,グルタミン酸作動性の神経伝達物質受容体チャネルであり,中枢神経系の生理学的機能ならびに神経精神疾患病態に重要な役割を担っている.1990年代のcDNAクローニングによりその分子実体が明らかにされ,NMDARサブユニットの分子的多様性,機能ドメインの解明,遺伝子操作マウスを用いた個体レベルでの機能が明らかにされてきた.NMDAR選択的なアゴニストやアンタゴニストが神経精神疾患治療薬として期待される.
Copyright © 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.