臨床研究
ロジスティック回帰分析を用いて脳卒中患者の回復期リハビリテーション病棟における運動FIM改善を調査した報告のレビュー
徳永 誠
1
1寿量会熊本機能病院 リハビリテーション科
キーワード:
回帰分析
,
日常生活活動
,
ロジスティックモデル
,
回復期病院
,
脳卒中
,
BMI
,
文献研究
,
患者アウトカム評価
,
脳卒中リハビリテーション
,
リハビリテーション病院
,
機能的自立度評価法
Keyword:
Body Mass Index
,
Logistic Models
,
Hospitals, Rehabilitation
,
Stroke Rehabilitation
,
Hospitals, Convalescent
,
Document Analysis
,
Activities of Daily Living
,
Regression Analysis
,
Patient Outcome Assessment
,
Stroke
pp.390-394
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2022140420
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
目的◆ロジスティック回帰分析を用いて脳卒中患者の回復期リハビリテーション病棟での運動FIM(mFIM)改善を調査した報告をレビューし提言する。方法◆医学中央雑誌とPubMedを検索し、2021年11月までに掲載された10論文をレビューした。結果◆目的変数は、mFIM利得が6論文、mFIM effectivenessが2論文、退院時mFIMとFIM効率が1論文ずつであった。予測精度の記載なしが4論文、重回帰分析の併用が3論文であった。投入された説明変数の数は中央値7個、有意であった説明変数の数は中央値4個であった。有意であった論文が多かった要因は、認知FIM、body mass index、年齢、FIM小項目であった。結論◆目的変数としてmFIM effectivenessを用いる、予測精度を記載する、先行研究で頻用されている説明変数を用いる、重回帰分析を併用することを提言する。
Copyright© 2022 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.