特集 褥瘡 UPDATE エキスパートのための最新情報と栄養療法
(Part 8)褥瘡栄養ケア 事例編 摂食嚥下障害/口腔ケア
若林 秀隆
1
1東京女子医科大学病院 リハビリテーション科
キーワード:
嚥下障害
,
褥瘡性潰瘍
,
栄養管理
,
摂食機能障害
,
口腔ケア
,
嚥下訓練
Keyword:
Pressure Ulcer
,
Deglutition Disorders
,
Nutrition Therapy
pp.1014-1019
発行日 2021年5月25日
Published Date 2021/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2021242797
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<Key Point>・摂食嚥下障害や口腔機能障害を認める患者では、褥瘡発生リスクが高い。・摂食嚥下障害や口腔機能障害は低栄養やサルコペニアの原因となる一方、サルコペニアの摂食嚥下障害やオーラルサルコペニアも問題となる。・摂食嚥下障害や口腔機能障害を認める褥瘡患者や褥瘡発生リスクが高い患者には、「リハビリテーション栄養ケアプロセス」の実施が有用である。・栄養改善をめざした攻めの栄養管理の場合、1日エネルギー必要量=1日エネルギー消費量+1日エネルギー蓄積量とする。・摂食嚥下障害や口腔機能障害を認める患者における褥瘡の予防と治療には、低栄養やサルコペニアの改善が求められ、管理栄養士の役割が大きい。
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