技術講座
心房細動における心エコーレポートの書き方
山田 博胤
1
,
和田 靖明
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部地域循環器内科学
キーワード:
左心室機能
,
心エコー図
,
心筋収縮
,
心臓容積
,
心房細動
Keyword:
Ventricular Function, Left
,
Cardiac Volume
,
Echocardiography
,
Atrial Fibrillation
,
Myocardial Contraction
pp.287-291
発行日 2023年3月15日
Published Date 2023/3/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023304537
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◎心房細動における収縮期指標は,先行RR間隔(RR1)と先々行RR間隔(RR2)がほぼ等しく,それらが平均RR間隔に近い心拍で計測するのがよい.◎心房細動における左房圧上昇は,E/e'やE波の減速時間,TRPG,L波などを用いて判定する.◎心房細動例における心エコー図検査の役割は,(1)基礎疾患,(2)心不全,(3)心腔内血栓の有無を判定し,(4)心房負荷の程度や(5)機能性房室弁逆流の重症度を評価することにある.
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