特集 心不全薬物治療の道しるべ
今こそ!心不全の管理を整理しなおす いまさら聞けない?!心不全キーワード 心臓の収縮能と拡張能とHFrEF、HFpEF
佐藤 宏行
1
1手稲渓仁会病院 循環器内科
キーワード:
一回拍出量
,
左心室機能
,
腫瘍
,
心拍数
,
心房細動
,
貧血
,
心不全-拡張期
,
心不全-収縮期
,
圧負荷(心臓)
,
容量負荷(心臓)
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Heart Rate
,
Ventricular Function, Left
,
Stroke Volume
,
Neoplasms
,
Anemia
,
Heart Failure, Systolic
,
Heart Failure, Diastolic
pp.451-454
発行日 2022年3月5日
Published Date 2022/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022138363
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<Key Points>●心機能を構成する4つの要素とは、(1)前負荷、(2)後負荷、(3)左室機能(収縮能・拡張能)、(4)心拍数・リズム、である。●収縮能は左室駆出率(LVEF)、左室収縮末期径(LVESD)が指標となる。●拡張能はE/A、E/e'、左房サイズ(LAVI)、三尖弁逆流速度(TRV)で総合的に判断する。●LVEFの低下した心不全(HFrEF)は若年男性、虚血性心疾患に多く、心機能が回復する(リバースリモデリング)と予後は良好である。●LVEFの保たれた心不全(HFpEF)は半数以上を占め、高齢女性に多く、心房細動、貧血、悪性腫瘍などを併存する。
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