特集 今日から役立つ 形態学的検査,がんゲノム検査の検体取り扱い
(6章)寄生虫検査
山本 徳栄
1
1国立感染症研究所 寄生動物部
キーワード:
赤痢アメーバ
,
Entamoebiasis
,
寄生虫疾患
,
検体取り扱い法
,
顕微鏡検査法
,
生物材料の保存
Keyword:
Entamoeba histolytica
,
Entamoebiasis
,
Microscopy
,
Preservation, Biological
,
Parasitic Diseases
,
Specimen Handling
pp.1552-1557
発行日 2022年12月25日
Published Date 2022/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023122116
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<point>◆臨床症状から推定される種と発育ステージにより,適切に検体を採取して最適な方法で検査を実施する.◆赤痢アメーバの栄養型は迅速に鏡検し,当日中にコーン染色をすることが望ましいが,染色が困難であれば,多数の写真と動画を撮影する.◆ホルマリンはDNAを断片化するので,遺伝子検査を行う検査材料には使用しない.◆ショ糖浮遊法では,浮遊するオーシストに焦点を合わせる技術の習得が重要である.
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