基礎講座
消化管寄生原虫類の検査法と同定の要点
山本 徳栄
1
1国立感染症研究所 寄生動物部
キーワード:
Formaldehyde
,
Sucrose
,
消化管疾患
,
下痢
,
原虫感染症
,
顕微鏡検査法
,
検便
,
Ethyl Acetate
,
Kohn染色
Keyword:
Diarrhea
,
Formaldehyde
,
Gastrointestinal Diseases
,
Microscopy
,
Protozoan Infections
,
Sucrose
,
Ethyl Acetate
pp.386-392
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2021179036
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・糞便内の消化管寄生原虫類、寄生虫卵および幼虫を検出するためには、直接薄層塗抹法とホルマリン・エーテル法(ホルマリン・酢酸エチル法)を併用する。・下痢便では、クリプトスポリジウム属の検出法として最適なショ糖遠心浮遊法を追加し、その存在が疑われる場合は抗酸染色を併用する。・アメーバ類や鞭毛虫類の同定ではコーン染色を行い、ランブル鞭毛虫と腟トリコモナスの栄養型はギムザ染色を行う。
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