特集 消化管疾患と感染の最前線
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の消化管感染
永原 章仁
1
,
芳賀 慶一
1順天堂大学 医学部消化器内科
キーワード:
消化管疾患
,
嘔吐
,
悪心
,
下痢
,
腹痛
,
COVID-19
,
SARSコロナウイルス-2関連小児多系統炎症性疾患
Keyword:
Nausea
,
Gastrointestinal Diseases
,
Vomiting
,
Diarrhea
,
Abdominal Pain
,
COVID-19
,
Pediatric Multisystem Inflammatory Disease, COVID-19 Related
pp.923-926
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2022262921
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<Headline>1 SARS-CoV-2は消化管に高い親和性があり、下痢、嘔気、嘔吐などの消化器症状が1~2割の例でみられる。消化器症状が先行する例があり、注意を要する。2 成人例でも多系統炎症症候群(低血圧またはショック、心機能障害、動脈または静脈血栓症や塞栓症、急性肝障害など)が遅発性に生じることがある。3 味覚・嗅覚障害の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断精度は約7割である。
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