特集 すぐに役立つ すごく役立つ 皮膚科検査の基本マニュアル
感染症検査
結核の検査・非結核性抗酸菌症・Buruli潰瘍
村瀬 千晶
1,2
1名古屋大学大学院医学系研究科皮膚科
2ナゴヤガーデンクリニック皮膚科
pp.44-47
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000004013
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・スメア検査,病理検査では抗酸菌の菌体を検出する.培養を行い,PCR法,DNA sequencing,質量分析法などを用いて菌の同定を行う.
・渗出液や膿汁,皮膚組織などを採取し,塗抹・培養を行う.成功率は必ずしも高くないため,臨床的に疑わしい場合は繰り返し行う.菌種により最適な培養条件が異なるため,検体提出時に,どのような病歴・背景の患者で,どのような菌を疑うのかを可能なかぎり検査技師に伝え,適切な検体処理・培養を行うことが抗酸菌の検出率・診断率を高めるために重要である.
(「POINT」より)
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