Japanese
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特集 Sjögren症候群の最近の知見
展望
抗SS-A/Ro抗体をめぐって
New insights on anti-SS-A/Ro antibody
渡邊 友也
1
Tomoya Watanabe
1
1横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学
1Department of Environmental Immuno-Dermatology, Yokohama City University Graduate School of Medicine
キーワード:
抗SS-A/Ro抗体
,
抗Ro52抗体
,
Sjögren症候群
,
間質性肺疾患
,
バイオマーカー
Keyword:
抗SS-A/Ro抗体
,
抗Ro52抗体
,
Sjögren症候群
,
間質性肺疾患
,
バイオマーカー
pp.766-772
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003902
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●抗SS-A/Ro抗体の対応抗原であるSS-Aは細胞質に存在する52kDa(Ro52)と60kDa(Ro60)の2種類の蛋白とfour human Y(hY)RNAから構成される.
●抗SS-A/Ro抗体単独陽性のSjögren症候群では,皮膚症状,腎病変,血液障害,生物学的所見などの疾患活動性が高いという特徴がある.
●近年,抗SS-A/Ro抗体が認識する抗Ro52抗体と抗Ro60抗体に分けてのSjögren症候群の臨床的特徴の解析が行われており,抗Ro52抗体陽性群はより重症なSjögren症候群のサブセットを表している可能性が示唆されている.
●抗SS-A/Ro抗体はSjögren症候群以外のさまざまな膠原病疾患で陽性となり,全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)や皮膚筋炎(dermatomyositis:DM)では間質性肺疾患の発症や重症化のマーカーとなる可能性が報告されている.
(「ポイント」より)
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