Japanese
English
特集 脱毛症
臨床例
ばら疹,頭頂部脱毛,全身の関節痛から診断に至った第2期梅毒
A case of secondary syphilis diagnosed from the rash, generalized joint pain, and hair loss on the crown
王 華帆
1
,
乙竹 泰
1
,
鈴木 華織
1
,
加藤 英明
2
,
山川 有子
3
,
山口 由衣
1
Kaho Ou
1
,
Yasushi Ototake
1
,
Kaori Suzuki
1
,
Hideaki Kato
2
,
Yuko Yamakawa
3
,
Yukie Yamaguchi
1
1横浜市立大学附属病院皮膚科
2横浜市立大学附属病院感染制御部
3山川皮ふ科
1Department of Dermatology, Yokohama City University Hospital
2Infection Prevention and Control Department, Yokohama City University Hospital
3Yamakawa Dermatology Clinic
キーワード:
梅毒
,
ばら疹
,
脱毛症
,
関節痛
,
アモキシシリン
Keyword:
梅毒
,
ばら疹
,
脱毛症
,
関節痛
,
アモキシシリン
pp.944-947
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002634
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- 参考文献 Reference
・ばら疹,頭頂部脱毛,関節痛から診断し,高用量アモキシシリンとプロベネシドの併用により2週間の投薬で軽快した第2期梅毒症例を経験した.
・病期により治療期間が異なるため,Treponema pallidum(T. p.)による曝露時期を推定し,臨床所見と併せて病期を診断することが重要と考える.
・脱毛や関節痛など膠原病を疑う所見を認めた際にも,梅毒の可能性があることを念頭に置く.
(「症例のポイント」より)
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