the case of the month
線状皮膚炎の臨床亜型について
植田 代三
1
1植田皮膚科クリニック
キーワード:
線状皮膚炎
,
臨床亜型
,
ペデリン
Keyword:
線状皮膚炎
,
臨床亜型
,
ペデリン
pp.682-684
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000001048
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・甲虫ハネカクシ類の代表種,アオバアリガタハネカクシの体液による接触皮膚炎は線状の紅暈を伴う水疱・膿疱が特徴的とされ「線状皮膚炎」として,あらゆる教本に紹介されている.
・現実の日常臨床上,そのような「線状」の典型例は必ずしも多くなく,微小膿疱散布型や,灰褐色局面を呈するものが多い.
・夏季に忽然と生じた「ムジムジ痒く,チリチリ痛い」急性皮膚炎例では,接触皮膚炎疑いの臨床診断までは行うものの,原因が不明確なまま対応することが多く,線状皮膚炎亜型の可能性を疑うことが大切である.
(「症例のポイント」より)
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