特集 外陰部・肛囲の皮膚病(男性)
臨床例
フルニエ壊疽―その評価・治療に関する検討―
藤井 翔太郎
1
,
鷲尾 健
2
,
正木 太朗
3
,
金丸 聰淳
4
1西脇市立西脇病院皮膚科
2神戸大学大学院医学系研究科内科系講座皮膚科学分野
3神戸市立西神戸医療センター皮膚科
4神戸市立西神戸医療センター泌尿器科
キーワード:
フルニエ壊疽
,
FGSI
,
UFGSI
,
嫌気性菌感染
,
混合感染
Keyword:
フルニエ壊疽
,
FGSI
,
UFGSI
,
嫌気性菌感染
,
混合感染
pp.999-1002
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000226
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・ 糖尿病患者のフルニエ壊疽に対してデブリードマンおよび抗菌薬投与を行い救命した1例を報告する.・ フルニエ壊疽の重症度評価としてはFournier ’ s gangrene severity index(FGSI)やUludag Fournier’s gangreneseverity index(UFGSI)が知られているが,自験例ではこれらのスコアが低値であったものの臨床的に重症と判断して緊急デブリードマンを施行した.・ 初診時に強い悪臭を,画像検査ではガス像を認めたため嫌気性菌の混合感染を強く疑った.そのためメロペネムに加えてメトロニダゾールを併用しEmpiric therapyを開始した.(「症例のポイント」より)
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