治療
炭酸ガスレーザー治療の現状
秋田 浩孝
1
1藤田保健衛生大学坂文種報徳會病院 皮膚科
キーワード:
色素異常症
,
皮膚疾患
,
皮膚腫瘍
,
母斑-色素性
,
角化症-脂漏性
,
気体レーザー
,
レーザー療法
Keyword:
Nevus, Pigmented
,
Pigmentation Disorders
,
Skin Neoplasms
,
Skin Diseases
,
Keratosis, Seborrheic
,
Lasers, Gas
,
Laser Therapy
pp.1202-1206
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018058688
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皮膚腫瘍に対する治療は切除縫縮を行う手術療法が主体である.結果として多くは白色に線状の手術痕が残存することとなる.医療分野においては50年ほど前より開発された炭酸ガスレーザーを用いることにより,組織切開,蒸散,凝固,止血が可能であり,創傷治癒が促進され回復が早い治療とされてきた.また炭酸ガスレーザーはQスイッチレーザーや良性血管治療用色素レーザーと比較しても安価であり使用頻度が高い.皮膚科領域でも脂漏性角化症や母斑細胞性母斑,黄色腫,アクロコルドン,その他の良性皮膚腫瘍,とくに顔面に生じている小腫瘍に対して使用されてきた.今回,炭酸ガスレーザーの特性,適応疾患,施術法,フラクショナル型の適応の一部に対し報告する.(「はじめに」より)
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