特集 顔の腫瘍(悪性腫瘍)
臨床例
皮膚生検を契機に自然消褪した基底細胞癌
大塚 陽子
1
,
門野 岳史
,
井上 彩子
,
松岡 摩耶
,
川上 民裕
,
相馬 良直
1聖マリアンナ医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
顔面腫瘍
,
基底細胞腫
,
腫瘍退行-自然
,
生検
,
鼻腫瘍
,
皮膚疾患-顔面
,
皮膚腫瘍
,
皮膚鏡検査
,
皮膚外科
Keyword:
Carcinoma, Basal Cell
,
Biopsy
,
Facial Dermatoses
,
Facial Neoplasms
,
Nose Neoplasms
,
Neoplasm Regression, Spontaneous
,
Skin Neoplasms
,
Dermoscopy
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.929-932
発行日 2017年9月1日
Published Date 2017/9/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017342188
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<症例のポイント>生検を契機に完全に自然消褪した、鼻部に生じた基底細胞癌2例を報告した。皮膚悪性腫瘍の自然消褪現象は悪性黒色腫やMerkel細胞癌などでみられるが、基底細胞癌でのわが国からの詳細な報告は本報が初である。基底細胞癌の自然消褪現象は海外ではよく知られており、わが国での検討が待たれるところである。
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