特集 嚢腫
臨床例
新生女児傍尿道嚢腫
立花 隆夫
1
,
要石 就斗
,
藤田 真文
,
一ノ名 晶美
,
高瀬 早和子
,
西村 陽一
,
太田 深雪
,
八木 洋輔
1大阪赤十字病院 皮膚科
キーワード:
新生児疾患
,
鑑別診断
,
尿道疾患
,
嚢胞
,
嚢胞開窓術
,
尿管異所開口
,
尿道憩室
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Cysts
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Urethral Diseases
pp.1205-1208
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017083387
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<症例のポイント>新生女児の傍尿道嚢腫を報告した。治療として開窓術を行い、再発なく治癒した。腫瘤壁が扁平上皮であったことより、子宮腟管(uterovaginal canal)由来と診断した。女児傍尿道嚢腫の報告は、ほとんどが泌尿器科領域、小児外科領域などからである。男性(あるいは男児)にみられる傍外尿道口嚢胞(あるいは陰茎縫線嚢腫:median raphecyst of penis)とは、まったく異なる発生要因である。
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