特集 境界領域の診療
泌尿器科・婦人科的疾患 直腸尿道瘻
黒田 達夫
1
,
藤村 匠
,
狩野 元宏
,
加藤 源俊
,
森 禎三郎
,
金森 洋樹
,
梅山 知成
1慶應義塾大学 医学部小児外科
キーワード:
人工肛門造設術
,
直腸瘻
,
尿道疾患
,
尿瘻
,
尿路感染症
,
尿路造影
Keyword:
Rectal Fistula
,
Urinary Fistula
,
Urethral Diseases
,
Urography
,
Urinary Tract Infections
pp.1665-1667
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020041545
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<Key Points>(1)直腸尿道瘻の原因は先天性、鎖肛など先天性疾患の術後再開通、後天性など多岐にわたる。(2)尿路感染反復、高クロール性アシドーシスなど重篤な併発症に注意を要する。(3)直腸尿道瘻の存在が疑われた時点で速やかに小児外科あるいは小児泌尿器科など専門診療科へコンサルトし、検査を進める。(4)直腸尿道瘻の診断は1回の検査では確定しないことが多く、疑わしい場合には検査をくり返す。
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