特集 石灰化・骨化をきたす皮膚病
臨床例
calciphylaxisによる陰茎壊死
朱膳寺 典子
1
,
天羽 康之
,
平野 修平
1北里大学 医学部皮膚科学教室
キーワード:
カルシフィラキシー
,
陰茎疾患
,
壊死
,
鑑別診断
,
コレステロール塞栓症
,
致死的転帰
Keyword:
Calciphylaxis
,
Diagnosis, Differential
,
Necrosis
,
Penile Diseases
,
Embolism, Cholesterol
,
Fatal Outcome
pp.703-706
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016320845
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<症例のポイント>calciphylaxisによる陰茎壊死の1例を報告した。自験例は腎不全透析期でありコントロール困難な陰茎の疼痛が先行した。当初診断に苦慮したが、体幹部CTA上陰茎動脈を含め全身の動脈壁に著明な石灰化を認め、病理組織所見では尿道海綿体組織の小血管内腔に石灰沈着を確認し診断に至った。
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