特集 石灰化・骨化をきたす皮膚病
臨床例
妊娠を契機に増大した石灰化上皮腫
白石 英馨
1
,
是枝 成美
,
吉田 亜希
,
岸 晶子
,
大原 國章
,
林 伸和
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院 皮膚科
キーワード:
脂肪肉腫
,
鑑別診断
,
妊娠合併症-腫瘍性
,
皮膚腫瘍
,
皮膚線維肉腫
,
毛母腫
,
拡散MRI
,
上腕
,
組織球腫-悪性線維性
,
皮膚外科
Keyword:
Arm
,
Diagnosis, Differential
,
Liposarcoma
,
Pregnancy Complications, Neoplastic
,
Skin Neoplasms
,
Dermatofibrosarcoma
,
Pilomatrixoma
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
,
Histiocytoma, Malignant Fibrous
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.671-674
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016320837
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<症例のポイント>妊娠を契機に巨大化した石灰化上皮腫。エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体は陰性だが、表皮直下や間質に拡張血管が多数みられたため、妊娠により二次的に増生した血管により急激な腫瘍の増大がおこったと推測した。石灰化上皮腫における石灰化のメカニズムは現時点では明確になっていない。
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