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メラノーマの病理組織診断
斎田 俊明
1
1信州大学
キーワード:
異形成母斑症候群
,
黒色腫
,
鑑別診断
,
皮膚腫瘍
,
黒色腫-若年性
,
組織診
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Dysplastic Nevus Syndrome
,
Melanoma
,
Skin Neoplasms
,
Nevus, Epithelioid and Spindle Cell
pp.352-358
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2016224745
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メラノーマは悪性度の高い腫瘍であるから,誤診すると患者の生死に直結する.これを正しく診断することは,皮膚科医のもっとも重要な任務である.進行段階の定型的なメラノーマの診断は容易だが,早期のメラノーマや非定型なメラノーマの診断はむずかしい.また,メラノーマと紛らわしい病理組織所見を呈する良性の母斑病変も少なからず存在し1),誤診の誘因となる.本稿ではメラノーマの正しい病理組織診断に役立つよう,診断の基本的事項を解説するとともに,この方面における最近のトピックスを取り上げて報告する.(「はじめに」より)
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