特集 呼吸器と皮膚
臨床例
肺線維症治療薬による光線過敏型薬疹
鶴田 葵
1
,
鷲尾 健
,
福永 淳
,
錦織 千佳子
1神戸大学 大学院医学系研究科内科学分野皮膚科学
キーワード:
光線過敏症(皮膚)
,
混合性結合組織病
,
鑑別診断
,
経口投与
,
肺線維症
,
薬疹
,
皮膚筋炎
,
Pirfenidone
Keyword:
Administration, Oral
,
Diagnosis, Differential
,
Dermatomyositis
,
Drug Eruptions
,
Mixed Connective Tissue Disease
,
Photosensitivity Disorders
,
Pulmonary Fibrosis
,
Pirfenidone
pp.549-552
発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015270407
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<症例のポイント>肺線維症の治療薬として内服したピルフェニドンによる重篤な光線過敏症をきたした1例を報告した。膠原病による皮疹との鑑別が問題になったが、1)露光部に限局した皮疹の分布、2)生検像、3)初診時の光線テストでUVA、UVBともに過敏を示し、ピルフェニドン内服中止。1ヵ月後に閾値の上昇を認めたため、本薬による光線過敏症と診断した。
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