特集 関節痛と皮膚疾患
臨床例
結節性紅斑と関節痛、発熱で急性に発症したサルコイドーシス(Loefgren症候群)
野々村 優美
1
,
嘉山 智子
,
林 雄二郎
,
岡本 奈都子
,
十一 英子
1国立病院機構京都医療センター 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
関節リウマチ
,
紅斑-結節性
,
エリテマトーデス-全身性
,
鑑別診断
,
発熱
,
関節痛
,
Loefgren症候群
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Diagnosis, Differential
,
Fever
,
Erythema Nodosum
,
Lupus Erythematosus, Systemic
,
Prednisolone
,
Arthralgia
pp.175-178
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015129097
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<症例のポイント>結節性紅斑(EN)、関節痛、発熱で急性発症し、ステロイド投与にて軽快したLoefgren症候群の1例を報告した。欧米ではLoefgren症候群は比較的よくみられるが、本邦での報告は自験例も合わせ14例ときわめてまれである。自験例は発症後4週間でステロイド投与を中止したところ急激な再燃をきたし、約2年間のステロイド投与が必要であった。本邦のLoefgren症候群はステロイド投与量、期間について注意深い判断を要する。
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