特集 外用製品による皮膚病
臨床例
加水分解コムギ含有石鹸使用による小麦アレルギー
小林 知子
1
,
伊藤 友章
,
大久保 ゆかり
,
坪井 良治
1東京医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
Epinephrine
,
Steroids
,
抗炎症剤
,
小麦
,
石けん
,
多剤併用療法
,
タンパク質加水分解物
,
筋肉内注射
,
経口投与
,
自己投与
,
皮膚テスト
,
Olopatadine
,
過敏症-小麦
,
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
Keyword:
Olopatadine Hydrochloride
,
Administration, Oral
,
Anti-Inflammatory Agents
,
Drug Therapy, Combination
,
Epinephrine
,
Injections, Intramuscular
,
Protein Hydrolysates
,
Self Administration
,
Steroids
,
Skin Tests
,
Soaps
,
Triticum
,
Wheat Hypersensitivity
pp.71-74
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015110259
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<症例のポイント>加水分解コムギ含有石鹸の使用経験をもつ35名の患者にグルパール19Sのプリックテストを行った。その結果、陽性18例、陰性17例であった。加水分解コムギ含有石鹸使用後に生じた小麦アレルギーの症状は、小麦依存性運動誘発性アナフィラキシーショックをおこす重症な例から、摂取後に蕁麻疹のみを生じる例などさまざまであった。
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