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臨床分離株の取り扱いと菌株保存
杉山 和良
1
1国立感染症研究所 バイオセーフティ管理室
キーワード:
検体取り扱い法
,
実験室内感染
,
バイオハザードの放出
Keyword:
Laboratory Infection
,
Specimen Handling
,
Biohazard Release
pp.1010-1015
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2014102874
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臨床検査室や病原体を取り扱う実験室においてバイオハザード(感染事故)を防止するために,バイオセーフティレベル(Biosafety Level,以下,BSL)に対応して臨床検体および病原体を取り扱うという考え方が基本となっている.臨床検体は標準的にはBSL2扱いと考えてよいが,リスクの高い病原体が含まれる場合には,BSL3以上として取り扱う場合も出てくる.菌株の保存は適切な菌株管理台帳のもとに病原体のBSLに応じ各機関の規則を遵守して行うことが基本となる.また,臨床検体および臨床分離株(病原体)は検査や試験の実施のために他機関への輸送が伴ってくる.機関としての臨床検体および病原体の適切な管理と輸送について述べる.(「はじめに」より)
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