特集 小児神経学入門─小児科医必須の神経症候学と治療論
福祉制度・地域資源・連携
【コラム】神経疾患の移行期医療
宮本 雄策
1
Yusaku Miyamoto
1
1聖マリアンナ医科大学小児科学
pp.586-586
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002963
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はじめに
治療技術の向上や社会的支援体制の整備により,小児期に発症する重篤な患者の多くが成人期を迎えられるようになり,小児期から成人期にいたる生涯を支える医療体制が求められるようになった。この橋渡し時期の医療を一般的に移行期医療とよぶ。小児神経疾患については,①多くが重症心身障害児(重症児)の状態である,②医療的ケア児(医ケア児)の比率が高い,③体格の面から手技や処置が困難である,④自律的意思決定が困難である場合が多い,などの問題があり,解決すべき課題が多彩かつ複雑である。
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