特集 未来を育む:青少年を支えるスポーツ医学
各論 小児スポーツ外傷・障害の予防と治療(リハビリテーション)
小児アスリートのメンタルヘルスケア
島田 隆史
1
Takafumi Shimada
1
1順天堂大学医学部精神医学講座
pp.94-99
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002840
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はじめに
小児のスポーツ参加は,自尊心や社会性の育成,体力向上,感情調節やストレス対処能力の向上,うつ病や不安症のリスク低減など多くの利点をもたらす1)。しかし,過度な競技者アイデンティティやスポーツ関連ストレスなどのさまざまな内的・外的要因により,トレーニング負荷がリカバリーに比して持続的に過剰となり,オーバートレーニング症候群(overtraining syndrome:OTS)やスポーツバーンアウトをひき起こす可能性がある。これらは望まない競技離脱につながり,アイデンティティやネットワークの喪失などアスリートの深刻なメンタルヘルス転帰に関連する。

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