特集 未来を育む:青少年を支えるスポーツ医学
各論 疾病がある児童のスポーツ
病児・障害児とスポーツ
上出 杏里
1
Anri Kamide
1
1国立成育医療研究センターリハビリテーション科/発達評価支援室
pp.70-74
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002834
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はじめに
一般に,幼小児期からの身体活動は,筋骨格系だけでなく呼吸循環器系,神経系,内分泌系など成長発達全般および生涯にわたる健康維持増進に必要不可欠であるといわれている。さらに,身体活動を介した他者とのかかわりは意欲的な心や認知的能力,社会的適応力の育みにも影響する1)。これは,病児や障害児においても同様であり,より意識して運動・スポーツ経験を積み重ねていくことが,身体機能や体力の維持・向上だけでなく,思考能力やコミュニケーション能力などの社会性の育み,生活の質(quality of life:QOL)の向上において重要である。したがって,幼小児期から病児・障害児らの運動・スポーツ活動参加を奨励し,運動習慣の定着を積極的に支援していくことが望ましい。

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