3．先天性心疾患 完全大血管転位症（出生後の超音波所見とチアノーゼ管理）

受診するまでの経緯

【症例】日齢0 男児

　近医産科にて在胎38週3日2,875 gで出生した。アプガースコア1分値7点，10分値8点であった。出生直後よりチアノーゼを認めるものの努力呼吸は軽度であったため，酸素投与で経過観察されていた。しかしチアノーゼの改善がないため出生後10時間で当院NICUに搬送となった。