今月の主題 内科医のための小児診療のコツ
主な症状・疾患の診療の要点
チアノーゼ
保崎 純郎
1
1東京医科歯科大学・小児科
pp.1348-1349
発行日 1990年8月10日
Published Date 1990/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900340
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チアノーゼは皮膚および粘膜がびまん性の青紫色の色調を呈することである.小児でチアノーゼがみられる代表的な疾患は先天性心疾患と呼吸器疾患で,稀は神経疾患でもみられる.
チアノーゼは毛細血管や細静脈の発達している口唇,頬,耳,鼻の先端,四肢の先端などで認めやすい.そして,血液中の還元ヘモグロビンが5.0g/dl以上場合にチアノーゼはみられるので,貧血を伴うとチノーゼはわかりにくくなる.
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