特集 アトピー性皮膚炎―新旧治療のベストバランス
各論 新しい治療法 全身療法
【コラム】小児アレルギーエデュケーター(PAE)とアレルギー疾患療養指導士(CAI)
泉名 諒
1
,
成田 雅美
2
SENMYO Ryo
1
,
NARITA Masami
2
1万願寺こどもクリニック
2杏林大学医学部小児科学教室
pp.112-112
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002217
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アトピー性皮膚炎の治療は,患者・養育者が生活のなかで外用薬塗布やスキンケアを適切に行い,継続することが必要である。そのためには患者・養育者が疾患の病態や治療方法について正しく理解し,積極的に治療を実行し,治療アドヒアランスを維持できるように医療者が支援しなければならない。しかしそれを医師が限られた診療時間内で行うのは限界がある。それを補完するには疾患や患者指導に関する専門的な知識のあるメディカルスタッフが必要である。アトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー疾患診療では小児アレルギーエデュケーター(pediatric allergy educator:PAE)とアレルギー疾患療養指導士(clinical allergy instructors:CAI)がその役割を果たしている。
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