特集 呼吸管理―病態把握と緊急介入に必要な知識と技術―
侵襲的な呼吸管理
人工呼吸管理中のトラブルシューティング―DOPEを中心に
磯谷 肇男
1
,
池山 貴也
1
ISOGAI Hatsuo
1
,
IKEYAMA Takanari
1
1あいち小児保健医療総合センター集中治療科
pp.1575-1577
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002102
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はじめに
小児集中治療室における人工呼吸管理を要する患者の割合は国によって異なるが,16~64%程度といわれる1)。人工呼吸管理中の状態悪化は,とくに小児において機能的残気量が少なく無呼吸許容時間が短いため,秒単位で容易に低酸素から心停止にいたることもある。人工呼吸管理に熟練することは集中治療管理において必須の能力であり,状態悪化時のトラブルシューティングは生命に直結するため,日頃からのトレーニングが重要である。
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