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特集 小児臨床検査2024
XIII.感染症検査
4.ウイルス感染症 1)麻疹・風疹・ムンプス・水痘―主に抗体検査について
Measles, rubella, mumps and chickenpox―mainly antibody test
多屋 馨子
1
Keiko Tanaka-Taya
1
1神奈川県衛生研究所
キーワード:
酵素免疫測定法
,
赤血球凝集抑制法
,
風疹第5期定期接種
,
ワクチン
Keyword:
酵素免疫測定法
,
赤血球凝集抑制法
,
風疹第5期定期接種
,
ワクチン
pp.617-619
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002021
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1 検査の意義と適応
急性期(発症1週間以内)と回復期(急性期から2週間以上経過した血清)のペア血清で,抗体陽転(抗体価が陰性から陽性に転じること)あるいは抗体価の有意上昇を確認できれば当該疾患と診断できる。血清を階段希釈して測定する抗体測定法の場合は,4倍以上の上昇を有意上昇というが,酵素免疫測定法(EIA,ELISA)の場合は,IgG抗体価が2倍以上の上昇を有意上昇とする。
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