Japanese
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特集 小児臨床検査2024
Ⅺ.自己抗体検査
2.臓器特異的抗体 3)神経疾患に関連する自己抗体(2)抗NMDAR抗体,抗AQP4抗体,抗MOG抗体,抗LGI1抗体
Autoantibodies related with neurological diseases(2)antibodies to NMDAR, AQP4, MOG, LGI1
高橋 幸利
1,2,3
,
矢部 友奈
1
,
井口 晃宏
1
Yukitoshi Takahashi
1,2,3
,
Tomona Yabe
1
,
Akihiro Iguchi
1
1国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター
2岐阜大学医学部小児病態学
3静岡県立大学薬学部
キーワード:
抗NMDAR抗体
,
抗GluR抗体
,
抗AQP4抗体
,
抗MOG抗体
,
抗LGI1抗体
Keyword:
抗NMDAR抗体
,
抗GluR抗体
,
抗AQP4抗体
,
抗MOG抗体
,
抗LGI1抗体
pp.387-391
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001965
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はじめに
中枢神経疾患に関連する自己抗体には多種類あるが,細胞表面抗原に対するものと,細胞内抗原に対するものに大別される(表1)。細胞表面抗原に対する抗体による疾患では,免疫修飾治療が奏効することが多いので,これらの神経抗体を早期に診断することが重要である。主な神経疾患関連抗体とその主な臨床病型,作用機序,測定可能施設などを示す(表2)。抗体の作用機序は解明半ばのものが多い。代表的な神経疾患関連抗体について,検査の意義などを以下に記載する。
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