特集 酸塩基平衡異常―基本と管理
総論 酸塩基平衡異常―診断へのアプローチ
【コラム】Na-Cl=36って便利⁉
熊谷 直憲
1
KUMAGAI Naonori
1
1藤田医科大学医学部小児科学
pp.1053-1054
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001750
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はじめに
Na-Cl=36とは,Na-Cl=36を正常値とし,30以下の場合には代謝性アシドーシスの存在が推測され,40以上の場合には代謝性アルカローシスの存在が推測されることです1)。このNa-Cl=36からの乖離をもとに酸塩基平衡異常を推測することは便利⁉ でしょうか。答えはYesであり,またNoでもあります。
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