特集 小児科医のキャリア・デザイン~「こども臨床」の魅力を語る
キャリア・デザインをめぐるあれこれ
サブスペシャルティの選択の1例 小児血液・がん疾患の克服を目指して
江口 真理子
1
EGUCHI Mariko
1
1愛媛大学大学院医学系研究科小児科学
pp.63-66
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001464
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
2018年4月から新専門医制度がスタートした。この新専門医制度では基本領域とサブスペシャルティ領域の2階建て構造になっている。そのため2年間の初期臨床研修を終えると,医師は19の基本領域のうち一つを選択して専攻医となる。そして,約3年間の研鑽を積んだあとに基本領域の専門医資格を取得し,その後,サブスペシャルティ領域の専門医資格取得を目指してさらなる研鑽を積んでいくことになる。現在,日本専門医機構は24領域をサブスペシャルティ領域として認定しており,血液内科はその一つである。そして小児血液・がん専門医はさらにそのなかの小児のスペシャリストと位置付けられる。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.