特集 小児科医のキャリア・デザイン~「こども臨床」の魅力を語る
キャリア・デザインをめぐるあれこれ
サブスペシャルティの選択の1例 新生児医療の魅力と使命
和田 和子
1
WADA Kazuko
1
1大阪母子医療センター新生児科
pp.50-52
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001460
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はじめに
世界でもっとも赤ちゃんが安全に産まれる国,日本。それを支えているのは,紛れもなく高水準の周産期医療,新生児医療である。しかし,新生児科医の活動の場は,新生児集中治療室だけではない。日本小児科学会の分科会のなかで,もっとも古い歴史をもつ日本未熟児新生児学会は,2015年の法人化を機に,日本新生児成育医学会1)に名称を変更した。新生児科医の役割が,急性期の集中治療のみならず,すべての新生児への健やかな育ちへ対応,ハイリスク児のフォローアップ,在宅医療支援などの幅広い医療の展開へと変革してきているからである。
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