Japanese
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特集 エキスパートが教える 小児の薬物治療
Ⅲ.疾患別
L.新生児・乳児疾患
新生児無呼吸発作
Neonatal apnea
杉野 政城
1
Masashiro Sugino
1
1国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター
キーワード:
未熟児無呼吸発作
,
カフェインクエン酸塩
,
ドキサプラム塩酸塩
Keyword:
未熟児無呼吸発作
,
カフェインクエン酸塩
,
ドキサプラム塩酸塩
pp.896-900
発行日 2023年11月30日
Published Date 2023/11/30
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001359
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1 疾患概念
新生児の無呼吸発作は「20秒以上の呼吸停止」あるいは「20秒未満であっても徐脈またはチアノーゼを伴うもの」と定義される1)。在胎37週未満の早産児にみられる未熟児無呼吸発作(apnea of prematurity:AOP)と,疾患や病態による続発性無呼吸発作に大別される。AOPの頻度は在胎週数に逆相関する傾向がある。在胎34~35週で7%,32~33週で15%,30~31週で54%,29週1,000g未満ではほぼ全例にみられる2)。
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