特集 コロナ禍でのグローバルヘルス
各論:課題別対応
各国の小児を対象としたワクチン政策と現状
中野 貴司
1
NAKANO Takashi
1
1川崎医科大学小児科学
pp.99-104
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000737
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はじめに
各国において,COVID-19に対するワクチン政策は日々変化し推移する。また,小児において開発されているワクチンの種類は限られており,十分量を確保できる国は決して多くない。加えて,新しく出現した病原体に対する新しいワクチンであるがゆえに,有効性や安全性に関する懸念事項など,その受容性についてもさまざまな立場の者がいる。このような現状から,各国の小児を対象としたワクチン政策について,まとまった総論を述べることはできないが,国内外の現状について概説する。
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