Japanese
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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅷ.境界領域疾患
4.白内障,緑内障
Cataract and glaucoma
富田 剛司
1
TOMITA Goji
1
1済安堂井上眼科病院
pp.1027-1032
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000695
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1 基本病因,発症機序
1.白内障
小児期に発症する白内障を先天白内障という。水晶体が透明性を失い,白濁するもので,これは,水晶体の構造蛋白クリスタリンが変質し,透明性を失うことによる。水晶体の形態形成遺伝子やクリスタリンを含む構造蛋白の遺伝子変異によって起こると考えられ,いくつかの遺伝子では変異が発見されているが,大部分は不明である。
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