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増刊号 小児疾患診療のための病態生理3―改訂第6版―
Ⅴ.骨・運動器疾患
9.O脚,X脚
Bowlegs and Knock-knees
坂本 優子
1
,
落合 達宏
2
SAKAMOTO Yuko
1
,
OCHIAI Tatsuhiro
2
1順天堂大学医学部附属練馬病院整形外科
2宮城県立こども病院整形外科
pp.620-623
発行日 2022年12月23日
Published Date 2022/12/23
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000621
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1 基本病因,発症機序
本稿で扱う「O脚」「X脚」とは,体を正面からみたときの,下肢のアライメント(全体の形)の異常であり,見た目で判断するものである。足の内側どうしをつけて脚を閉じると膝の間に隙間を生じるものを「O脚」,膝の内側どうしがついてしまい,足首の間に隙間が生じるものを「X脚」という(図1)。O脚は内反膝ともよび,英語ではleg bowingやgenu varumとよばれる。X脚は外反膝ともよび,英語ではknock-kneesやgenu valgumとよばれる。
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