研修医のためのクリニカルクイズ・第234回
症例:生後11日目 女児 主訴:哺乳不良
三浦 健一郎
1
,
白井 陽子
1
,
服部 元史
1
MIURA Kenichiro
1
,
SHIRAI Youko
1
,
HATTORI Motofumi
1
1東京女子医科大学腎臓小児科
pp.1651-1653
発行日 2022年10月1日
Published Date 2022/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000000411
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経過:在胎37週6日,2674gで出生。特記異常なく日齢5に体重2512gで退院した。日齢7より頻回に嘔吐を認めるようになった。その後哺乳不良も認め,日齢11に前医を受診した。体重は日齢5より440g(18%)減少していた。バイタルサインは保たれていたが,静脈血液ガス検査でpH 6.963,pCO2 34.2mmHg,HCO3− 7.7mmol/Lと高度の代謝性アシドーシスを認め,当院に紹介となった。当院受診時の検査所見を表1に示す。特記すべき家族歴はない。
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