特集 症例から学ぶ! 小児臨床超音波
表在超音波検査
3.皮膚 その他の皮膚病変―悪性疾患と感染症
細川 崇洋
1
,
佐藤 裕美子
1
,
田波 穣
1
,
小熊 栄二
1
HOSOKAWA Takahiro
1
,
SATO Yumiko
1
,
TANAMI Yutaka
1
,
OGUMA Eiji
1
1埼玉県立小児医療センター放射線科
キーワード:
皮膚転移
,
蜂窩織炎
,
血液疾患
,
悪性リンパ腫
,
皮下組織感染
Keyword:
皮膚転移
,
蜂窩織炎
,
血液疾患
,
悪性リンパ腫
,
皮下組織感染
pp.305-309
発行日 2025年9月25日
Published Date 2025/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002657
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はじめに
皮膚は,全身疾患や悪性疾患の初発症状を認める部位である可能性がある。また,外傷などに伴う感染は健康な児でも起こりうる疾患である。さまざまな疾患が発生する可能性があり,基礎疾患の有無や外傷の有無,疼痛や感染症状の有無を確認しながら超音波を行うことになる。また,感染時は超音波プローブの接触・圧迫に伴う疼痛を伴うことがあるため,検査開始時にはその旨を伝えておくことが重要である。また,その患者,また検査機器を介した感染予防としてプローブを清潔に保つためのカバーの使用などを考慮する必要がある。

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