特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(10)分娩時〔産科処置〕
75.ジノプロストン腟内留置用製剤をうまく使いこなすには
永松 健
1
Takeshi Nagamatsu
1
1国際医療福祉大学成田病院産科婦人科学
キーワード:
ジノプロストン
,
プロスタグランジン
,
分娩誘発
,
器機的熟化
,
無痛分娩
Keyword:
ジノプロストン
,
プロスタグランジン
,
分娩誘発
,
器機的熟化
,
無痛分娩
pp.250-253
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002890
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はじめに
ジノプロストン腟内留置用製剤(dinoprostone vaginal insert:DVI)(プロウペス®)は,プロスタグランジンE2(PGE2)を徐放性に腟内投与することにより,子宮頸管熟化を誘導する薬剤である。分娩進行においては,炎症性プロスタグランジン類の作用によって子宮頸管の熟化が進行し,その後に子宮体部の規則的収縮(いわゆる陣痛)へと至る過程をたどる。DVIは,こうした生理的機序を模倣するかたちで,分娩進行の第一段階である子宮頸管熟化を誘導する。

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