特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(8)妊娠中・後期〔多胎〕
57.双胎妊娠―娩出のタイミングを見逃すな
村越 毅
1
Takeshi Murakoshi
1
1聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター/産科
キーワード:
twin
,
chorionicity
,
optimal timing
,
complication
Keyword:
twin
,
chorionicity
,
optimal timing
,
complication
pp.193-197
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002872
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はじめに
双胎妊娠の至適分娩時期については明確な方針がなかなか定まらない。母児のリスク(周産期死亡,新生児合併症,母体合併症)は互いに競合するため,娩出時期を決定することが困難である。また,一絨毛膜双胎では胎盤吻合血管および胎盤専有面積などによる特徴的な合併症が存在するため,新生児予後が不良となる。膜性診断ごとの合併症を理解して,合併症の存在しない双胎妊娠と,母児の合併症のある双胎妊娠で個別に分娩時期を検討し,娩出のタイミングを見逃さないことが大切である。

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